WB2*1の誰も書きそうにない話(泳吉と栞の心の揺れ動き)

ひさびさにドラマの話を。
WB2、けっこう見てました。1よりおもしろくないとか、感動が薄いとかいろいろ言われてますが
私は結構好きで見てました。

見てた理由の一つに泳吉(市原隼人)と栞(石原さとみ)の淡い恋の結果がどうなるかがありました。(笑)
韓流ドラマとは違う日本独自のもどかしい恋の行方が好きでずーっと気にしていました。
で、最終回を見た後そのシーンだけなんども巻き戻してみてました。(バカでしょ?)
ならば、バカついでにその心理分析を私なりにと思って書くことにします。
WB2を見てなかった方はごめんなさい。

[シンクロ公演が終わった直後の泳吉のためだけに演奏する栞]
栞はずっとオリジナルの曲を作っていました。
泳吉はその完成を心待ちにしていました。本来は学園祭の吹奏楽部の演奏で聴けるはずだったのですが
台風がきたため、それを聴くことができませんでした。
それで、シンクロ公演が終わったあとで栞が泳吉のためだけに演奏をすることとあいなりました。
クラリネットを懸命に演奏する栞の顔を泳吉はじーっと見つめています。
栞は演奏を途中でやめてこれまた泳吉の顔をじーっと見つめます。
ドラマではこのシーンだけで終わっています。
その後何があったかは想像しろってところなんでしょう。(苦笑)
でも次の画面(翌朝の朝食)で泳吉を起こしに行く栞の表情が柔らかかったところから見て
心(栞は泳吉が好き、といった思い)は通じたのでは?と思っています。
多分、それ以外は何もなかったかと思います。告白すら。

[別れの朝〜電車での最後の会話]
そして、泳吉は黙って家を出ました。
泳吉がいなくなった事実に栞は呆然としつつ庭の自転車置き場に向かいます。
洋介(中尾明慶)に促され自転車で駅に向かう時の栞は泣き顔でした。
泳吉としては栞と別れの挨拶をするのが辛いから黙って家をでたのでしょう。
電車が到着し泳吉が乗り込んだ直後に栞が息せき切って駅に到着します。
ボーイズ+αのビデオレターを泳吉に渡した直後、栞は放心したような表情から一変。
怒りにまかせて叫びます。

「バカ!」
「なんで勝手に行っちゃうのよ!」
その「バカ!」は全身全霊のこもった「バカ!」でした。 告白もくっつきも(ハグとかキスとか…)ない、そんな二人でしたからなおさらその「バカ!」が心を貫きます。 (まだ、好きだとも言ってないし、言われてもないのに…)ってそんなところなんでしょうか。 落ち着くまでの栞の狼狽ぶりが「ああ、本当に泳吉のことを好きだったんだなぁ・・」と感じさせました。 私も石原さとみにこんな「バカ!」なら言われてみたいぞ。(→本当のばかだ…俺) 泳吉も思いは同じだったのでしょう。何か言うのかなと思ったら、電車のドアが締まった直後、 ポツリといいます。 「忘れないよ…。」 (ここで、「好きだよ」といわないのがこのドラマらしい) 栞は、「え?」と聞きなおします。(聞こえなかったので) 泳吉は、いつもの熱い口調で「元気でなー!」と今度は聞こえるように叫びます。 栞は、ドア越しの泳吉をしっかり見つめながら思いつめた表情で「うん!」と答えます。 そして去り行く電車をただただ黙って佇んだまま見つめる栞でした。 何か進展があるかと思ってみていた最終回ですが結局何もありませんでした。 ただ、お互いに対する強い思いはそのシーンで十分に表現されていたと思います。 栞の最後のあの表情に私はウルウルきました。 その前に泳吉に対し、「また…いつか会えるよね」と寂しく微笑む姿にもウルウル。 シンクロの五段やぐらとかの話はドラマレビューであれこれ書かれていますので書きません。 私は二人の恋の行方のみを最後は心配していました。(笑) ちくしょー、うらやましいぞ。市原隼人。(だから役の中の話だって…) もう一度言います。WB2見てない人には「なんのこっちゃ」的な話でした。ごめんなさい。m(__)m <追記>ずっと見てて気づいたことがあります。栞の髪型が最後だけ(?)変わっていました。 いつも半分くらい後ろでまとめた髪形なのに最後だけおろしていました。 なんか感じが変わったと思っていたら・・・そーだったのか。 さらにどーでも良いはなしでごめんなさい。(笑)