北九州紀行(その5)
[雑記]変わらないものだってあるんだ
今日は、墓の掃除に行って来た。 自分一人でやるのは初めてだった。 まじめにやったつもりだけど、どこまできれいになったものやら… でも、気分はすっきりした。 やっぱり機会を作ってたまには帰ってこよう。 そのあと、門司港へ向かった。 目的は高校のころしょっちゅう行ってたお好み焼き屋に行くこと。 私は、ここの「天そば焼」が大好きだったのだ。 店の名前は好々亭。 天そば焼ってのはいわゆる焼きそば・半熟卵入りのお好み焼き。 味だけで言えば広島風お好み焼きに似ていると思う。 店に入ると…そのころのおじちゃんがまだ元気で仕事していた。 すっかりおじいちゃんにはなっていたが。 天そば焼を注文し、ほどなく出てくる。 一口食べる…こ、これだぁ!20数年前と全然変わっていない。 むさぼり食ってあっと言う間に完食。 食べ終わるとおじちゃんが「暑いですねぇ。」と話しかけてくれる。 私は思わず、むかしよくここに来たことなどを話す。 おじちゃんによるとあのころはほんとうにたくさんの学生がきてたからね、とにこやかに話してくれる。 私のことは当然覚えていなかった。(苦笑) このおじちゃん、バイク好きで30年前はハーレーに乗っていた。 今はホンダのバイクに乗っている。 ことし74歳になるそうだがバイクはやめられないねーと目を輝かせて話す。 よかった。なーんも変わっていない。 やっと門司に帰って来た気がした。 おじちゃん、こんど帰ってくるまで元気でね。 気持ちは満ち足りている。あと2日で東京に戻るが私はもう満足。 せいぜい最後までのんびり過ごすことにする。